第37回公開討論会
◎テーマ 小堀遠州の美意識 ~歌銘を中心に~
小堀遠州は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名である。今日では「遠州流茶道の祖」としてその名を知られており、王朝文化の美意識を茶の湯に取り入れ「綺麗さび」という幽玄・有心の茶道を創り上げた。この討論会では、「小堀遠州の美意識」について数回にわって各界の第一人者を講師としてお招きしており、今回はその第四回目として、茶道具の銘に和歌を用いた歌銘を中心に、遠州の美意識について討論して頂きます。
【講師】
岩井茂樹氏(大阪大学CJLC教授)
熊倉功夫氏(MIHO MUSEUM館長)
小堀宗実氏(遠州茶道宗家13世家元)
【日時】令和6年3月24日(日)13:00~16:00(12:30より受付開始)
【定員】150名(先着順)※新型コロナウイルスの感染状況により座席数を変更する可能性があります。
【会費】顕彰会会員:無料 / 一般:3,000円
【会場】主婦会館プラザエフB2Fクラルテ
東京都千代田区六番町15
▼お申込みは下記URLより
https://www.koborienshu.org/touronkai-contact/
第1回からのテーマ
公益財団法人 小堀遠州顕彰会では毎年3月に東京都内のホールにて、豪華講師をお迎えして公開討論会を開催しております。会員の方は無料で聴講できますが、一般の方(会費:3,000円)も聴講できます。公開討論会はこれまで33回開催いたしましたが、講師の先生方とこれまで扱ったテーマを下記にご紹介いたします。
- 開催日:毎年3月
- 時 間:13:00~16:00
- 会 費:◎会員 無料 ◎一般 3,000円
- 会 場:東京都内施設(令和3年はライブ配信)
第1回 (昭和59年) | 徳川政権下における遠州の立場/政治・経済・文化に関与した遠州/遠州と茶の湯/遠州と茶陶 |
第2回 (昭和61年) | 小堀遠州と元伯宗旦をめぐる茶の世界 |
第3回 (昭和63年) | 安土・桃山・江戸時代の食文化の伝承 (『天霽』第11号に掲載) |
第4回 (平成元年) | 千利休居士400年祭を迎えるにあたって~茶の湯の心をさぐる~ |
第5回 (平成3年) | 桃山と江戸初期の茶の湯 (『天霽』第13号に掲載) |
第6回 (平成4年) | 柳営の茶と町衆 (『天霽』第14号に掲載) |
(平成5年) | 元禄時代の茶の湯 (『天霽』第15号に掲載) |
第8回 (平成6年) | 槐記と流派の成立~江戸中期の茶の湯~ (『天霽』第16号に掲載) |
第9回 (平成7年) | 松平不昧とその周辺の茶の湯~江戸後期の茶の湯~ (『天霽』第17号に掲載) |
第10回 (平成8年) | 遠州のこころ~綺麗さびとは~ (『天霽』第18号に掲載) |
第11回 (平成9年) | 『一期一会』の茶~幕末の茶道~ (『天霽』第19号に掲載) |
第12回 (平成10年) | ~近代の茶の湯~『数寄者の誕生』 (『天霽』第20号に掲載) |
第13回 (平成11年) | 近代数寄者の茶の湯の世界 (『天霽』第21号に掲載) |
第14回 (平成12年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ (『天霽』第22号に掲載) |
第15回 (平成13年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ2 (『天霽』第23号に掲載) |
第16回 (平成14年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ3 (平成15年1月1日発行の『天霽』第24号に掲載) |
第17回 (平成15年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ4 (平成16年1月1日発行予定の『天霽』第25号に掲載) |
第18回 (平成16年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ5 (平成16年12月1日発行の『天霽』第26号に掲載) |
第19回 (平成17年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ6 (平成17年12月1日発行の『天霽』第27号に掲載) |
第20回 (平成18年) | 茶会記にみる道具の取り合わせ7 (平成18年12月1日発行の『天霽』第28号に掲載) |
第21回 (平成19年) | 『茶陶からみる利休・織部・遠州の美意識』 (平成19年12月1日発行の『天霽』第29号に掲載) |
第22回 (平成20年) | 『秀吉と利休の茶の湯』 (平成20年12月1日発行の『天霽』第30号に掲載) |
第23回 (平成21年) | 『現代の茶の湯』 (平成21年12月1日発行の『天霽』第31号に掲載) |
第24回 (平成22年) | 『小堀遠州の茶会記』 (平成22年12月1日発行の『天霽』第32号に掲載) |
第25回 (平成24年) | 『紅心 宗慶宗匠を偲んで』 (平成24年12月1日発行の『天霽』第34号に掲載) |
第26回 (平成25年) | 『遠州と宗旦の茶の湯』 (平成25年12月1日発行の『天霽』第35号に掲載) |
第27回 (平成26年) | 『懐石と菓子』 (平成26年12月1日発行の『天霽』第36号に掲載) |
第28回 (平成27年) | 『茶の湯と異国好み』 (平成27年12月1日発行の『天霽』第37号に掲載) |
第29回 (平成28年) | 『茶の湯の床飾り』 (平成28年12月1日発行の『天霽』第38号に掲載) |
第30回 (平成29年) | 『茶人の書状と道具』 (平成29年12月1日発行の『天霽』第39号に掲載) |
第31回 (平成30年) | 『茶人の茶室』 (平成30年12月1日発行の『天霽』第40号に掲載) |
第32回 (平成31年) | 『数寄者のみた茶の湯の近代』 (令和元年12月1日発行の『天霽』第41号に掲載) |
第34回 (令和3年) | 『小堀遠州の美意識~中興名物について~』 (令和3年12月1日発行の『天霽』第42号に掲載) |
第35回 (令和4年) | 『小堀遠州の美意識 ~茶室を中心に~』 (令和4年12月1日発行の『天霽』第43号に掲載) |
第36回 (令和5年) | 『小堀遠州の美意識 ~遠州と寛永の三筆~』 (令和5年12月1日発行の『天霽』第43号に掲載) |
第37回 (令和6年) | 『小堀遠州の美意識 ~歌銘を中心に~』 (令和6年12月1日発行の『天霽』第43号に掲載予定) |
公開討論会の動画 第26回『遠州と宗旦の茶の湯』
平成25年に開催されました公開討論会の動画です。テーマは第26回『遠州と宗旦の茶の湯』。参加講師は小堀宗実家元(遠州茶道宗家13世)、故 林屋晴三先生(東京国立博物館名誉館員)、熊倉功夫先生(MIHO MUSEUM館長)、池内克哉氏(池内美術ご主人)。茶乃湯、学術、美術、それぞれ分野で権威を持った講師の先生方と歴史資料を読み解きながら、その真実に迫ります。